カードローンの借金と、住宅ローンの借り入れが性質が違うその理由

世の中にある多くのローン

同じローンでもその種類いは実に多くのものが存在します。住宅ローンから学資ローン、カーローン、物販ローンやカードローンなど、細かいものまで挙げて行けば世の中のローンには実に多くのものが存在するのです。これらのローンの中でも代表的なものの住宅ローンとカードローン、この二つのローンの違いは一体どのようなところにあるのでしょうか。

住宅ローンとカードローン

まずはその借入金額や返済期間に大きな違いがあると言うことは説明するまでも無いかもしれません。住宅ローンは住宅の購入資金やリフォーム資金に充てられるということもあり、その金額はそれなりに大きな金額になります。一般的に数千万円と言う金額になることも多く、その返済も数十年と言う期間をかけ、人生の半分を費やしながら返済していく必要があるローンです。

一方、カードローンは住宅ローンのように利用目的を定めた借金ではありません。金額も数千万単位で借りれると言うことはなく、一般的には多くても500万円程度が限界です。返済は基本的に7年程度を目処に行うことになりますが、その性質上、口座から借り入れる現金を入出金することになりますので、実際には特に返済期限は設けられていないものと同じように利用することが可能です。

二つのローンの大きな特徴

この二つのローン、細かく見て行けば多くの違いが存在しますが、最も大きな違いはやはり担保が必要かどうかという点でしょう。購入した家を担保にお金を借りる住宅ローンは担保のある融資と言うこともあり安全な借金として考えられている風潮があります。銀行や消費者金融などで新たな借り入れを行うことを希望すればその時点で現在の負債を報告することになりますが、その時にも「住宅ローンなどの有担保の借金」と「カードローンなどの無担保の借金」は別々に記載することになっています。

有担保ローンの特徴

この有担保の借金に関しては貸金業法の「年収の三分の一」というルールにはもちろん含まれません。対してカードローンは正にこの「年収の三分の一」のルールの中の借金として扱われます。この点でも有担保の住宅ローンなどと無担保のカードローンなどには大きな違いがあると言うことができるでしょう。

マイナスイメージの少ない住宅ローン

更に住宅ローンに関しては世間的にも得にマイナスなイメージを持たれることのない借金です。その金額は数千万円にも上るのに関わらず、住宅ローンで家を買ったという事実はむしろ一人前の大人のような扱いを受けることもあります。それほどまでに全体に浸透しているのがお金を借りてまで家を買うと言う住宅ローンと言うシステムなのです。

無担保ローンの特徴

これに対しカードローンはその金額が例え50万円でもイメージは良くありません。金額がいくら大きくなっても数百万円どまりであるにも関わらず、カードローンで現金を借りているとなるとその個人に対するイメージがマイナスになることはあってもプラスになることはあまりありません。最近でこそ消費者金融でのカードローンよりも銀行のカードローンが注目されていることもあってイメージは良くなっていますが、それでも良くないイメージのほうが先に立つのがカードローンです。

住宅ローンとカードローンにはこれだけ多くの違いがあります。もはや同じ借金でも全く違うものと考えて良いでしょう。

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